『U理論入門』を読んでみた

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去年のゲーミフィケーションセミナーで村上省吾さんからU理論ってのを教わったのですが、
このたびU理論の入門書が出たという事なので早速読んでみました。

入門書とはいえ、400ページ超えのボリュームある本です。
ただ600ページ超えの本家と比べるとずいぶん読みやすい。

U理論と言えば家が火事になり、全てを失ったとかいうエピソードがおなじみですけど、
その話も全く出てこなかったし。
医者と患者の話も本家ではたくさんでたけど、それも無かった。
I-in-me/I-in-it/I-in-you/I-in-nowって言葉も無かったような。


代わりにコスメビューティー社の話とか、もう少し分かりやすいエピソードが追加されてたりして
理解しやすくはなっているかな、と。
ただもともとU理論ってすごく感覚的な理論である以上、文章で説明するのが非常に難しいのですよね。
なのでやっぱり分かったような分からないようなって感じ。

要は幼なじみの女の子がいて、まったく恋愛感情も何もなかったのだけど
髪を切ったとか、そういうのがきっかけで急に異性として意識し始めて最終的に結婚とか、
そういうニュアンスなのでいいんですよね。


ダウンローディングってのは普段当たり前に感じてて意識もしないもの。
ドラえもんの石ころ帽子みたいに見えるけど気に留めないもの。

シーイングはその当たり前に意識を向ける事。
ニュートンのリンゴが落ちた、という「あれ?」という意識。

センシングは意識が外から内へ向くこと。ここが一番分かりづらいけど、他人の目とか世界から見た自分を意識する事、かな。
誕生日にみんなが予想もしないサプライズをしてくれたとか、そういう時の気持ちでしょうか。

んでプレゼンシングは世界や宇宙と一体化する、という意識。
理屈じゃなくて、こうせずにはいられないって思い。

クリスタライジングはそれをどうやって実行に移すかっていう意識。
ブレストとかアイデアを集めてる状態。

プロトタイピングはお試しでそれをやってみる意識。
試行錯誤って言葉がぴったりくるか。

最後のパフォーミングはそれを実行する。
内なる自分から現れてきたものを演じる。何気にここが難しい。

これが僕的な解釈。
多少間違っているかもしれないけど、概ねこんな感じでしょ。


僕はストレングス・ファインダーでも内省を持っているし、
一人でじっくり物事を考えるのが好きなのでけっこう心当たりがあったり。

例えば2012年春。

僕の知り合いに動画制作集団、時空動画ってのがいまして。
面白い動画をたくさん出していて、こいつら面白いなーって思っていたのです。

ある日彼らを応援したくて、彼らのキャラをもとにしてゲームを作ったのですが、想像以上に喜んでくれて。
大したこと無いのに。
こんなしょぼいゲームなのに。

今まで仕事でこんなに喜んでくれたことあったっけ。

こんな僕でも、誰かを喜ばせることができるんだ。
誰かの心に響く行動ができるんだ。

それはすごい衝撃でした。
そしてそれから誰かの力になる活動をしたいと考え、このブログを作るきっかけとなったのです。


こういう自分は大したこと無い、という自覚が想像以上に喜ばせたり誰かに影響与えてたりして驚く、
非常に多いのですよね。
そういうのをセンシングとかプレゼンシングって言うのかと。


先日ピーター・シムズのクリックモーメントの本を読んだ時、U理論に似た感覚を覚えました。
あれも偶然から成功は生まれる、だから当たり前に目を向けろって本でしたし、
それはダウンローディングを捨てろって事なのですよね。

非常に言葉にすると分かりづらい感覚かもしれませんが、
ワークとかも入っていて色々な場面でも使えるので読んでみるといいかもしれませんよ。

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