倉下忠憲さんの『アリスの物語』を読んでみた

Author:

作家活動をしつつタスク管理とかEvernoteとか色々なブログを書かれている
倉下さんの電子書籍、アリスの物語を読んでみました。
ゲームとかもそこそこやられている倉下さんんお初のライトノベル小説ということで、
さあどういう物書くのでしょうか。


で、感想。
会社の昼休みだけで読みきれる量でした。

内容は、コンピューターのアシスタントと共に投資活動している一人の男の話。
なんか読んでいて2000年くらいに少しブームになった
「春菜プロジェクト」ってのを思い出してしまった。

2000年ごろペルソナウェアってのが一時期流行ったことがあるのですよ。
デスクトップに常駐して音楽再生とかメール受信とかしてくれる女性型のソフト。
他にもポストペットとかOfficeのイルカとかも合わせると、
当時はデスクトップ上に色々なキャラがいた気がする。

あの春菜がもっと進化していったらこんな感じになるのでしょうかね。
もしかしたら初音ミクとかがそういう形になっていくのかも。


そしてこういうAIソフトにつきものなのが記憶という概念。
要は「ぼうけんのしょがきえてしまいました」と一緒で、
メモリ内の情報なんて下手したらあっという間に消えてしまう。
記憶というものがあるだけ厄介ですね。

いくつかあったドラえもんの最終回の中にも故障して
修理すると記憶が消えるとかあった気がする。

だからこそ、バックアップって重要なのですねえ。


さて、全体的に見るとライトノベルなのだけど、タスク管理の話がけっこう出ていて
toodledoとかRTMとかOmniFocusとかtaskshootとかNozbeなど使ったことある人には
思わずニヤリとしてしまったのでは。

ただ横文字多数でIT系の人なら全然理解できるけど、
普通の人にはちょい???となるところが多かったのでは。
ハングアップ、イニシャライズ、バックドアとかITの世界にいる人なら
違和感ない単語だけど、ITに疎い人には敬遠したくなるような。

もっとわかりやすい単語を意識したほうが
ターゲット層を広げられるのかなーって気がしました。


でもさくっと読めるのでおすすめですね。
面白かったです!続編希望!

Facebook にシェア
Pocket