ほとんど読むこと無いんだけど、たまーに読みたくなるので処分したくない本、 もしくは参考書的に必要なところだけ数ページあればいいという本があったりしませんか? 邪魔なんだけど電子書籍で売ってない、 そういう場合は自炊して電子書籍にしてしまうのも一つの手です。 まだKindleが流行る前はメジャーな方法だし、僕も2011年あたりは頻繁にやっていたので、 その方法を説明しましょう。 まず、必要な物を用意します。 今回は「さあ、才能に目覚めよう」を自炊します。 自分のストレングス・ファインダー以外のページ、全然読まないのでかさばるのですよこれ。 2013-12-28 09.25.44 まずは裁断機。僕はCARLのペーパーカッターを使用していますが、 これは一度に20枚くらいしか切れないので、もっとでかくて性能が良い裁断機を使うのもありです。 あれなら一度に切れるけど、重さも10kgくらいあるし何より馬鹿でかい。 部屋のスペースや価格なども考えて購入しましょう。 そしてカッティングマットとカッター、および写真には無いけどアルミ製の定規。 工作とかする人は所持していますかね。 あと一番大事なのがスキャナー。僕は富士通さんのScanscanp S1500を使用しています。 ハードカバーの表紙をスキャンしたい場合、フラットヘッドスキャナも必要になるかと。 表紙くらいならカメラで取ってもいいかと思いますが。 それでは作業に入りましょう。 まずはハードカバーの表紙を切り離します。 付け根にカッターをあててこすっていればそのうち取れます。 2013-12-28 09.26.56 取れました。 2013-12-28 09.31.32 次は裁断機にかけるため、ページを適当な束に分けます。 僕はだいたい30ページ(15枚)くらいの束に分けています。 2013-12-28 09.32.09 分け終わったら次は裁断機やペーパーカッターで1枚1枚の紙にします。 薄い枚数なら力は全然いらず、簡単に裁断できます。 2013-12-28 09.39.59 最後に本のカバーを切ります。 帯や背表紙、見開きをスキャンするかはお好みで。 2013-12-28 09.50.07 全て終了しました。 2013-12-28 09.51.21 あとはスキャナーに放り込みます。 ちなみに僕はスーパーファインのカラーpdfで読み取っています。 scansnap1228 画質良くすると容量もかさむので、ここら辺は臨機応変に。 さて、これでpdf化は終了しました。 昔は裁断時に糊が残っていて重なりエラーとか出ちゃったりするのですが、 今回は一発でうまくいきましたね。 ちなみにscansnapなら2枚同時にスキャンしちゃった場合エラーが出るので、 スキャン漏れとかは基本発生しません。 出来上がったら今度はOCRをかけましょう。 空き時間に勝手に行ってくれるような設定もできますが、 たまにいつまで待っても行ってくれなかったりするので。 scansnap1228_1 OCRを行ったため、縦書きでも検索できるようになりました。 scansnap1228_2 念のため勝手に縦横補正されていないか確認しておきましょう。 漫画をスキャンすると、文字が無くて絵だけのページなんかはよく勝手に補正されてしまいます。 縦書き横書き混在しているページもよくおかしくなったり。 また、scansnapならAcrobatが付属してくるので、pdf加工したり、 もしくはepubにしてもいいかと。 以上です。お疲れ様でした。 この一連の流れでだいたい30分~1時間程度ですかね。 空き時間15分あったら裁断だけやっておくとかスキャンだけやっておくとか、 細切れにすれば効率よくできるかと思います。 裁断に抵抗のある人も多いでしょうし、切っちゃったらブックオフにも持っていけないですよね。 そういう人のために最近はスタンドスキャナみたいなものも出てきているので 試してみるのもいいかと思いますよ。スペース取りそうですけどね。