羽生善治『迷いながら、強くなる』を読んでみた

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先日、将棋の世界で有名な羽生善治さんの本『迷いながら、強くなる』を読んでみました。
将棋の世界ってすごく思考力が要求されるし、どう指すか非常に迷うのですよねー。

昔は企業に就職したら一生その会社で過ごすのが当たり前だったけど、
今の時代色々な生き方があるからこそ迷うのかもしれませんね。

さて感想。


どんなに迷ったとしても、前に進めばそれが失敗だったとしても、
その経験や過程は自分の力になる、というテーマです。

内容的には一つの主題に対して4ページくらいでまとめて、それをいくつも積み重ねた感じ。
一章は「環境」とか「タイミング」とか「恐れ」とか、
二章は「後悔」とか「予想」とか「アイデア」などなど。

200ページ近くある本だけど、文字数は少ないし、難しい語彙も少なくて非常にサラサラっと読める本でした。
でも内容が薄いわけではなく、非常にハッとする文言もあったり。


そして羽生さんもまた目標は設定しない人なのですね。

何かしらの目標を立てて、それに邁進していくのは素晴らしいと思います。しかし、目標を設定することは同時に、制限を作っているとも考えられます。
つまり、目標に到達さえしてしまえば、後は頑張らなくてもいいというか、気持ちがふっと抜けてしまうのです。

なるほどねえ。目標がかえって足かせになると。
後は「チャンスとピンチ」「自信」の項が結構気に入りました。

チャンスとピンチはコインの裏表のような関係でもありますが、偶然性が入ると少し違うような気もしています。
つまり、偶然チャンスが訪れることはあっても、偶然ピンチが訪れることはないということ。
ピンチが訪れた時は何かしらの原因があると考えたほうがいいと思っています。

しかし、難しい問題や困難な課題に直面をした時に自信が持てないのは、きわめて自然なことだと思います。
いつも自信を持っている人がいるとすれば、それはその人が不安を覚えることがないくらい簡単なことしかやっていないのでしょう。

非常に読みやすい本なので読んでみてはいかがでしょうか。

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