セミの屍が積まれた庭の片隅で、雄猫が雌猫を追いかけて逃げられた。

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pencil-and-paper

101回死んだエンジニアにてこんな問題が出されていた。

問題:次にあげるテーマでコラム一本書いてください。

「セミの屍が積まれた庭の片隅で、雄猫が雌猫を追いかけて逃げられた。」

http://el.jibun.atmarkit.co.jp/101sini/2015/09/3-c88a.html

ってことでコラムじゃないけどショートショートを書いてみよう。
はじまりはじまり~

むかしむかし、あるところに2匹の雄猫と1匹の雌猫がいました。
2匹の雄猫は雌猫のことが好きで、お互いライバル同士でした。

雄猫Aはどうしたら雌猫を自分のものにできるか考えていました。
ある時、雌猫はこう言いました。
「強い猫が好き。」

それを聞いた雄猫Aは一つのアイデアを閃きました。

季節は夏。蝉が鳴いています。
雄猫Aは蝉を見つけるたびに飛びかかって仕留め、庭に屍を積んでいきました。
「やっぱ男は力を見せないと!」

そしてたくさんの屍が積まれた庭に雌猫を連れて行って、こう話したのです。
「どうだ、僕は強いだろう」

でも、雌猫はときめきませんでした。
青ざめた顔になり、後ずさっていきます。
「どうしたんだい?」
雄猫Aが雌猫に近づこうとするたびに後ずさり、ついには逃げ出してしまいました。

「待ってよ、どこへ行くんだ?」
追いかけた先には雄猫Bがいました。
「助けて、雄猫B!」
雄猫Bは雌猫をかばい、雄猫Aの前に立ちふさがりました。

「君は間違っている。他のものを殺めるなんて、そんなの強さじゃないよ。」
「そうよ!あなたは、最低よ!」
「そ、そんな……じゃあ強さって何なんだよ!」

雄猫Bは静かに話し始めました。
「強さってのは、見せるものじゃないんだ。でも他の人から見ると見えるもの。自分のためじゃなく、他人のために力を振るいたい。誰かを大切にしたい。そういう人に現れるもの、それこそが強さなんだ。」
「なんだよそれ……わかんないよ!」
「君は蝉を殺した。それは強さじゃない。蝉を守ろうとしたなら、きっとそれは強さだっただろうね。」

そして、雄猫Bは雌猫を連れていってしまいました。

めでたしめでたし。(?)

ま、こんなもんか。
まったく考えずに書いたけど、もう少ししっかり内容を練れば軽く2000文字くらいまで書けそうだ。ショートショートはめったに書くことないけど、色々書いてみると面白いかもしれませんな。

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