何事も全てが上手くいって、何も問題が起こらない、毎日が幸せな人生。 人はそんな人生を夢見たくなりますよね。 でも、残念なことにそんな人生はありえません。 必ずいつかは壁にぶつかるし、行き詰まる。 人生なんてそんなものです。 そして、壁にぶつからないというのは逆に大きな問題になります。 壁にぶつかって悩んで迷って、自分なりに歩いたからこそ自分の色が出る。 壁にぶつからないということは、非常に薄っぺらく、地味な色しか出すことができません。 アニメのヒーローだって映画のキャラクターだって、色々な壁にぶつかっていますよね。 どんな敵が出てきてもあっけなく倒して、傷ひとつ負わないで。 そんなヒーロー物の映画、たのしいと思うでしょうか。 そんな主人公にあなたは共感するでしょうか。 ノンフィクションにかぎらず、いろいろな有名人の本を読んでみると、必ず学生時代に何らかの苦労をしています。 苦労をせずして有名人になった、そんな人はほとんど見かけません。 だからどん底まで落ちた経験のある人は必ずその反動で大きくなれます。 そして逆に、成功それ自身も試練だったりします。 成功者は必ず妬みやアンチを呼び寄せます。 そして非常に期待されます。 それはプレッシャーであり、弱い人間はここで打ちのめされてしまいます。 なので、順風満帆なんて言葉は長期的にはありえないのです。 ほんの短い期間だったりしか使うことができないのです。 だから、どんな苦労をしていたとしても、決してあきらめないでくださいね。