劇団 ACTOR'S TRASH ASSHの第二十回本公演『世界は僕のCUBEで造られる2016』を観てきました。 第十三回公演に始まり第十七回公演でも再演した人気の舞台。

この舞台すごく好きで2回も観に行きDVDも購入しているのですよ。 前回観たのはもう4年も前か。懐かしい。

というかASSHの舞台も第十八回のティーダ以来2年ぶりだったりする。 みんな元気でやってるかな。

さて感想を述べさせていただきます。

ASSHの本公演は16回の雷ヶ丘、17回のCUBE、18回のティーダは観たけど19回の轟然は見てなかったり。 当時と比べるとメンバーも増えた一方、クシダさんの退団、まいまいさんの休業とメンバー構成はずいぶんと違ってますね。 それに一度前公演を見ているからやっぱり過去と比較してしまう。

で、今回の舞台、過去と一番違う点はキャパかなーと。 前回は吉祥寺シアターだったからそこそこ広かったけど、今回はその半分くらいのキャパ。
はっきり言って狭かったな、と。

2階とか地下とかが無い分窮屈感を感じました。 その分距離が近かったから迫力はあったのですけどね。

ストーリー的には同じものの、最初の公演をベースにしているから前回から新キャラも増えてるのですが、勇気のキューブ、ディーンなんかがいなくなっていたり。 佃井皆美さんいないからドラゴンキッドのくだりはともかく、シアターキューブとか松岡修造とか色々削られているなーと。
シドの最後あたりがずいぶん違うね。 前回やたら長時間だったからまあシンプルにはなってはいるのだけど。

でもやっぱり「彼」の台詞には震えるものがありますね。 誰も自分の心を覗かなくなった、とかお前の存在を世界に示せ、ってのはきっと誰もが心の底で思っていると思うし。

現実でもここ数年やりたいことをやろうとか、好きなことで生きていくとかそういう話が多い反面、自分には無理だ、と自分は大したことない、と思ってしまう人がたくさん世の中にはいるから、だからこそ現実とリンクしてドキッと思ってしまう。

自己啓発的な内容としてもすごく興味深い作品だなーと思いました。 このテーマでライトノベルとか書きたくなってしまうw

しっかし鵜飼主水さんがラブ&ピースから「彼」にキャスト変更したのがまた面白い。 前回とまったく正反対な立場にいるからこそすごく映えました。
やっぱこの人すごいなあ。 ここしばらく見てなかったけど相変わらずいい演技してました。

まとめ。
殺陣なんかはすごく良かったのだけどやっぱり劇場の狭さが目立ってしまったかなーという印象でしたね。 終演後挨拶できないかな、と思ったけどロビーが狭すぎて邪魔になるからすぐ帰ってしまいました。 今回は2週間の長丁場なので、怪我とかしないように気をつけてくださいね!

お疲れ様でした!